釣り用偏光サングラスとは、釣りで使用することを想定して開発された、水面からの反射光を遮断することで水中を見やすくしたサングラスです。
偏光サングラスは通常のサングラスとは違い、一定方向の波長をもった光のみを遮断するため、レンズが真っ黒ではなくても効果を出すことが可能です。
そのため目が見えるような薄いカラーからミラーコートの濃いグレーのものまでさまざまなカラーのレンズを選べることが特徴です。
濃い色のレンズであれば、通常のサングラスのように太陽の眩しさを防ぐという機能ももっています。
偏光サングラスは帽子と同じように釣りの際は必ず身に着けたいアイテムなので、釣りをこれから本格的に始めようと思っている方はぜひ購入を検討してください。
フィッシングで偏光サングラスが必要な理由
魚釣りで偏光サングラスが必要な理由は、水面上・水中のものを見やすくするためと、目の保護のためといったことが挙げられます。
偏光サングラスは水面の光の乱反射を抑えてくれるため、水面のウキやラインなどが見やすくので、アタリがわかりやすくなることはもちろん、仕掛けやルアーの位置も確認しやすくなります。また、水中の魚や地形が見えるようになることでねらうべきポイントを絞り込むうえでも役立ちます。
また、目の怪我を防ぐなどの安全面でも偏光サングラスは大きなメリットをもっています。釣りにおいては根掛かりを外す場面や不注意によるキャストミスなどで、ルアーやオモリが顔に向かって不意に飛んでくるといったことが起こりがちです。渓流釣りなど茂みをかき分けてポイントに向かうような釣りでは、木の枝が顔にぶつかるということもよくあります。このような危険から目を守ってくれることも、偏光サングラスをかける重要な理由です。
多くの製品はレンズにUVカット機能が備えられているため、紫外線による目へのダメージも防ぐことが可能です。
以上のように釣り用偏光サングラスは眩しさの軽減という効果よりも、目を守ること、釣りをしやすくすることが重視されています。
釣り用偏光サングラスの選び方|レンズの色やフレームなど
ここからはレンズの色やフレームなど、実際に釣り用偏光サングラスを選ぶうえで大切なことを解説していきます。
釣り用偏光サングラスのレンズ素材は樹脂とガラスの2種類
釣り用偏光サングラスのレンズ素材としては、樹脂(プラスチック)とガラスが挙げられます。
プラスチック製のレンズ素材は軽いことが特徴ですが、そのなかにも「CR39」や「ポリカーボネイト」などの種類があります。
CR39は透明度が高く水の中を見やすいことや、薄く成形できるため視野のゆがみが少ないことから、釣り用のレンズ素材として好まれています。
ポリカーボネイトは安価で割れにくい素材です。ルアーやオモリがぶつかっても割れにくく安全性が高いというメリットが挙げられます。
一方ガラスは傷の付きにくさと視界のクリアさに優れており、バス釣りなどの水中を見ることの重要度が高い釣りで人気があります。少し重たく価格が高いのですが、水中をよりクリアに見る性能を重視したい方はガラス製のものがおすすめです。
レンズカーブ|視界が歪みにくい4カーブか顔にフィットする8カーブか
レンズは湾曲した形状になっており、その湾曲度合いによって4カーブと6カーブ、8カーブといった分け方をすることが可能です。
4カーブはあまり湾曲していないレンズのことで、視界が歪みにくく見やすいといったメリットがあり、サングラスをかけることに慣れていない方におすすめ。
6カーブのレンズは4カーブと8カーブの中間にあたるレンズであり、湾曲も8カーブほどはしておらず、視界の歪みも4カーブよりは多いものの8カーブよりは少なくなっています。
8カーブのレンズは湾曲が大きいため視界が歪みやすいものの、顔の輪郭に沿って密着してくれます。視野全体をレンズが覆ってくれるので顔との隙間から光が侵入しにくく、より水中が見やすいといったメリットがあります。
そのため、8カーブのレンズは水中を見やすくする性能を重視する方におすすめです。
釣り用偏光サングラスのレンズカラー種類と特徴
ここからは、釣り用偏光サングラスのレンズカラーごとの特徴を紹介します。偏光サングラスにはさまざまなレンズカラーが用意されており、それらの特徴と最適なシーンを理解して自分の用途に合ったものを選ぶことが大切です。
ちなみにどの色でもUVカット率にそれほど違いはないため、瞳孔が小さくなる明るいレンズのほうが眼に入ってくる紫外線の量を少なくできます。
赤・ブラウン系 | 水中の障害物や、魚などをよりはっきりと見たい時におすすめのカラーです。水中にある物の輪郭が鮮明に見えるようになります。 |
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グレー系 | サングラスをしていない時とあまり変わらない色の視界で釣りをしたい方におすすめのカラーです。物体の色の区別がしやすいため、サングラスに慣れていない方にも最適。 |
イエロー・グリーン系 | 曇りの日や、朝方・夕方などの薄暗い時間帯に使うのにおすすめのカラーです。光量が少ない時間帯でも、クリアな視界をキープしてくれます。 |
レンズコーティング種類別の特徴を比較
偏光サングラスを選ぶには、レンズコーティングの種類もチェックしておきましょう。
レンズコーティングには傷を防ぐものや、より水中を見やすくするものなどさまざまなものがあり、自分に必要なコーティングを選ぶ必要があります。
ハードコーティング | 透明のハード素材のコーティングを施すことで、レンズを傷から守ってくれます。偏光サングラスを長く愛用するためには、ぜひ選んで頂きたいコーティングです。 |
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マルチコーティング | レンズにおける光の反射を防ぐ効果のあるコーティングです。レンズ内側表面に自分の目が映りこんでしまうことを防ぎ、より水中が見やすくなります。 |
ミラーコーティング | 外側から見たときに自分の目が見えにくくなるコーティングです。可視光線透過率を下げることができるため、眩しさを抑えられます。 |
フレームはメタル/プラスチックの2種類
メタルフレーム | アルミニウムやチタンなど金属製のフレームです。チタンなどを使っているものは価格が高くなりがちですが、その分、高級感のあるものが多くなっています。 |
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プラスチックフレーム | 成形の自由度が高いフレーム素材です。その特性から、レンズ外からの余計な光を遮って見やすくする、重量を分散して掛け心地をよくするといった、機能性を追求したフレームにはプラスチックが使われることが多いです。 |
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