アセテート素材とは

ハイクラスのメガネやサングラスのフレーム素材でプラスチックと言えば、2000年頃まではセルロイド素材が一般的でした。(そこからプラスチック系フレームをこの材料にちなんで「セル枠」と呼ぶことがあります。)現在はほとんどのハイクラスのメガネやサングラスのフレーム素材はアセテート素材が主流となっています。
アセテート素材は、セルロイド素材に見た目や質感などが非常に良く似ていますが、セルロイドよりやや軽く、弾力性は劣るものの、素材そのもののカラフルな柄や色使い、透明色や透け感、摺りガラスのようなフロスト感などデザインが多彩です。 また、可燃性が低いことで安全面を考慮した素材となっているのも特徴です。

GLASSYフレームの調整は自分でできるの?

GLASSYの最上級モデル「PLUS」シリーズではアセテートを使用しております。アセテートフレームは熱を加えて曲げることで調節できます。また、メタルフレームは工具を使用して調節が可能です。
アセテートフレームは、温めすぎると曲がりすぎてしまったり、曲げ跡がついてしまう恐れがあります。また、メタルフレームも曲げすぎによって金属疲労を起こしやすくなります。自分で作業を行う場合はくれぐれもフレームを破損しないよう注意してください。

調整に必要なもの

一般的なメガネ店では、フレームの歪んだものを直したり、かけ心地を調整する際に以下のような道具を使用します。

ヒーター
主にセルフレームを調整するときに使用します。およそ130度の熱でフレームを一気に温めて柔らかくし、かける人の顔や耳の形に合わせて形を変えます。※家庭用ドライヤーでは20秒ほど温めてください。

工具
主にメタルフレームや、ブリッジやテンプル、クリングス(鼻パット)部分の調整に使用します。適度に力を加え、フレームを曲げ伸ばしして調整します。

メガネの調整方法

ここでは一般的に行われているメガネの調整例をいくつかご紹介します。調整方法は千差万別ですので、この限りではありません。

テンプルの当たり心地の調整
「テンプル」と呼ばれるメガネのアームに当たる部分をまっすぐにしたり、丸みを持たせたりして、かけ心地を調整します。
耳の「かかり」の調整
テンプルの先の「モダン」と呼ばれる部分。ズレが気になる場合は、角度を急にします。反対に耳に痛みを感じる際は緩めたりします。
ズレが気になる場合は、モダン部分を耳の後ろの形に沿わせるように曲げます。逆に痛くなる場合は、曲げる角度を緩めます。
ねじれカタつきの調整
フレーム部分のブリッヂを中心に左右のレンズ部分をねじり調整します。

歪みのサイン

メガネは長く使っていると歪みが出ることもあります。かけていて痛みや緩みを感じる時は、メガネが歪んでいるサインかもしれません。
そんな時には、メガネを机などの平らな場所に置き、テンプルの先を押してみましょう。カタカタと動く場合は、メガネが歪んでいるサインです。

歪みを防ぐには?

力や熱を加えると、すぐに歪んでしまうメガネ。日常生活の中でも、歪みの原因が潜んでいます。メガネの歪みを防ぐためには、以下のことを注意しましょう。

両手でかけ外しを行う
フレームを真っ直ぐ持ってかけ外しましょう。片手でかけ外しを行うと、無理な方向に力が働いて、歪みやすくなります。

車内にフレームを置きっ放しにしない
メガネは60度ほどで柔らかくなるといわれています。車内は熱がこもりやすいため、放置するとフレームの形が歪む原因になります。

フレームをかけたまま風呂やサウナに入らない
風呂やサウナはフレームの形を歪めるだけでなく、レンズの劣化を早める原因にもなります。

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